俳優としてジャニーズタレントとしてベムも舞台も休めない！

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亀梨和也は、2012年9月、帝国劇場で『DREAM BOYS』という大仕事をしている。『DREAM BOYS』といえば、作・構成・演出はジャニー喜多川、もちろんジャニーズ事務所所属のタレントが多数出演。2004年1月の滝沢秀明主演以来、翌2005年はKAT-TUNと関ジャニ∞、2006年以降は亀梨和也主演で毎年再演されている。

舞台では、鉄棒で大回転やワイヤアクションなど、アイドルとは思えない激しいシーンが次々披露されるところがセールスポイントだが、それだけに演者の身体的なリスクをともなう点が心配されている。

2012年については、「東京スポーツ」（9月8日付）が「亀梨和也顔面直撃事故」として報じた。舞台で、5日の夜の部に起こった事故だというのだ。

いったいどんな事故だったのか。同紙から引用しよう。

ある芸能関係者は「舞台を見ていた観客がツイッターで騒ぎ始めてから、大騒ぎになったんです。舞台が終わったあとには救急搬送されたなんて話も出回ったんですが」
　一体、どんなことがステージ上で起きたのか。事情通はこう話す。
「1部が終了し、2部を開始して間もなくだったそうです。亀梨がワイヤでつるされながらビルを走り抜け、そのまま舞台上に下り立った時、外されたワイヤが亀梨の目を直撃したというんです。亀梨はうずくまったそうです」
　その後、舞台から亀梨は下がったというが「会場はシーンとなってしまい、ステージの裏からはスタッフの『何やってんだ！』の怒号が飛んでいたそうです。結局、このトラブルで本来予定されていたあおむけになりながら客席に向かって飛んでいくシーンはカットされたというんです」。一つ間違えば大トラブルだったろうが、その後の亀梨は、事故があったことなどみじんも感じさせず、予定通りに舞台をこなしたとか。
　舞台終了後、一部のフアンからは「救急搬送された」との衝撃情報も流れたが、前出の芸能関係者は「念のため検査に行ったとは言われてますが、さすがに救急搬送はないですよ。ケガといってもさほどではなかったようですし、6日には昼の部から何事もなかったように予定通りのステージになっていた」。

おりしも、市川染五郎の転落事故があったばかりだけに亀梨和也も心配されたが、そうではなかったということだ。

>>亀梨和也のすべて

同紙では、過去に滝沢秀明や堂本光一らも怪我をしたことがあるが、ジャニー喜多川の思い入れが強い舞台だけに休演だけはせずにつとめあげたという。

しかし、昨年もテレビ版の仕事と重なったが、亀梨和也は先月まで年末公開予定の映画「妖怪人間ベム」の撮影をしていた。タイトなスケジュールで大変だ。

ひところは、テレビの視聴率が上がらず、逆視聴率王などといわれ、このまま野球キャスターに専念するのではないか、などと意地悪な見方もされたが、その評価を変えた作品こそが「妖怪人間ベム」であり、ジャニーズタレントとしての真骨頂は舞台にある。

だから亀梨和也は、俳優として、ジャニーズタレントとして、お休みするわけにはいかなかったのだ。

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