プロ選手を一塁ゴロに仕留める本気の始球式

トップページ ＞ 亀梨和也の少年時代

亀梨和也が2010年7月6日、京セラドームで行われたプロ野球、パ・リーグ公式戦オリックス対西武戦の始球式に登場した。そこでは始球式にありがちな、山なりボールやワンバウンドボールをわざとらしく空振りする「お約束」ではなく、オリックスのＴー岡田を一塁ゴロに仕留めるという「本気モード」が観客にも大好評だった。

亀梨和也が始球式に登場するのは、今季だけでも初めてではない。６月20日には、横浜スタジアムで行われた横浜ー阪神戦の始球式にも“登板”した。横浜ベイスターズの内川聖一内野手に対して投じた、内角ボール球を触れなかったために内川がやり直しを要求。亀梨は94キロのストライクを投じ、内川からセンターフライに打ち取った。

2009年も７月19日、プロ野球・ロッテ対ソフトバンクの始球式に亀梨和也はサプライズ登場。背番号26のユニホーム姿でリリーフカーでマウンドに上がり、親交のあるロッテ・西岡剛内野手に速球を投げ込み遊飛に打ち取っている。

「メチャクチャ緊張しました。打者がツヨシ（西岡）ということもあって凄く楽しめました。クライマックスシリーズでまた始球式をやりたい」とコメントしていた亀梨和也は、『神の雫』が打ち切りとなってしょげていた姿とは別人のようであった。

>>新装開店、亀梨和也 Amazonストア

いずれにしても、きっちりキャッチャーミットまでボールが届き、もし打球が来た場合に備えてフィルディングができなければ、とてもではないが打者に打たせる始球式などできない。

それはもちろん、亀梨和也が元リトルシニアリーグの主力選手だからことできたことである。野球漫画『タッチ』の主人公・上杉和也から名前をつけられ、小学校１年生から白球を追っていた亀梨和也。

６年生の時に日本代表の選抜メンバーとして『少年軟式野球世界大会』に出場し、中学に入ってからは江戸川東リトルシニアという名門チーム入りした。ジャニーズに入っていなければ、プロ野球選手も夢ではなかったかもしれない。亀梨和也については当時を知る先生もこう語っていた。

「亀梨君、まじめでいい子でしたね、とにかく本当に野球が大好きで、絵に書いたような野球少年でした。学校ではバスケットボールクラブに入っていましたよ。運動神経が抜群でしたから、バスケットボールクラブでも大活躍でした。彼の一番偉いところは、ミスをしてしまった同級生を責めないでむしろ、『ドンマイ！』と声をかけてあげられる所です。そういう精神はきっと野球で鍛えられてきたんじゃないですかね。マラソンも速くて、確か５年生の時に５位でした。彼はそれがくやしかったようで、
『先生。俺６年生では３位をとりたいの。だから、マラソン大会にむけて毎日校庭を３週は走るよ』
と言っていて彼は本当にそれを実行して、見事３位になり賞をとった。このように自分で目標を決めそれを達成するための努力ができる子なんです」

お世辞も入っているのかもしれないが、亀梨和也が好人物であることを述べている。

亀梨和也関連グッズ一覧