SMAPは思い出の地で20周年の記念イベントを行った

SMAPの20周年イベントが水着中止だった理由など、SMAPについて徹底的に語りつくします
SMAP 歳時記SMAPの西武園イベント

1000人以上もチケット入手できず

SMAPは昨年20周年ということでメディアが取り上げ、いろいろなイベントも行われたが、そのうちのひとつが、「SMAP AID SPECIAL FAN MEETING 2011」であろう。

2011年9月9日、西武園ゆうえんち・波のプールで開催された。

なぜ20周年記念イベントなのか。同所では20年前のその日に『Can't STOP!!-LOVING-』でデビューしたSMAPが、発売前日の9月8日に同地でデビューイベントを行ったからだ。

昨今は、今や嵐の時代だ、SMAPもアラフォーだから終わりなどという否定的な報道が多いが、この日はチケットを入手できなかったファンが約1000人も会場の外を取り囲んでおり、彼らの根強い人気を再確認することができた。

もう、オリキも引退したおばさんたちの中にも、せっかくのSMAP20周年だからというのでかけつけた、という人もいた。こういうイベントがあると、20年やってきたよかったという思いが当人たちならずともこみ上げてくる。

なぜなら、ジャニーズ事務所というのはどんなに稼いだ売れっ子でも、解散するときはスパッと行ってきたからだ。ジャニーズの4人組しかり、フォーリーブスしかり、光GENJIしかり……。

解散までの経緯はそれぞれあるが、いずれも、グループを存続させていれば全盛期ほどではなくてもまだ商品価値はあった。

にもかかわらず、隆盛を極めれば自ずと引き際も潔く、というジャニーズ事務所の考え方に基づき、彼らは解散、そして個々のメンバーの中にはそのまま引退した者もいる。

その中で、必ずしも順風満帆とはいえないスタートだったSMAPが、歴代所属タレントの中で最高の生涯セールスを記録して20周年を迎えたというのは、事務所としても感慨深いものがあるだろう。

ところで、イベントを報じた『東京スポーツ』(11年9月7日付)は、「なぜか20年前はOKだった水着の着用が今回はNG」であることを取り上げている。

どうして「今回はNG」だったのか。

20年前に足を運んだ40代女性は、「雨でズブ濡れになっても誰一人として帰らなかった。メンバーは波のプールの中央付近に設置されたステージの上で、黄色い衣装を着て歌っていました。私たちは水着のままプールサイドで必死に声援を送りました」と感慨深げに語るが、そのファンは当時20代。だから水着でよかったが……

「デビューイベントの時、私は20代後半だった。それから20年経過して今は40歳オーバー。もしかしたらメンバーは、私たちの今のボディーラインを見たくないのかな。いや、むしろ私たちに配慮して水着着用を認めなかったのかも。なんか複雑ですね」

同紙では、「当日はテレビ各局もイベントの模様を伝えることになっており、仮に水着着用OKだと、プールサイドを映した時に、ある意味“放送事故”になりかねない(笑い)」などと面白おかしく書いている。

今は熟女もそれなりに価値を認められているのだが、まあそれは措くとして、時の移ろいというのは切ないものである。

さかさまの空(初回限定盤)(DVD付き)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2012/04/25
  • メディア: CD

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