木村拓哉の気配りやコミュニケーションを評価

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リーダーへの自覚に目覚める？

木村拓哉の歳時記。まずは木村拓哉の2年前の話から始めよう。

中居正広が仕事不熱心で、SMAPのメンバーを束ねる意欲もなく、仲間から総スカンを食らって木村拓哉にシフトしていると、「東京スポーツ」（10年6月9日付）が終面全面を使って記事を書いたことがある。

それに対して当時、ネットでは中居正広、もしくはSMAPファンが「それはないだろう」とブーイングの嵐だった。

結論から書くと、ファンの言い分にも一理あるが、ただ惜しむらくは、「東京スポーツ」がツンデレ新聞だということを理解していない。

よく読むと、ジャニーズタレントの悪口を書いているようでいて、実はエールを送っている。それが「東京スポーツ」の記事なのだ。

「東京スポーツ」というのは、良くも悪くも、センセーショナリズムと一ひねりが入った新聞なのだ。

それに、その記事に書かれている内容は、決して書き飛ばしだけと捨て置けるものでもなかった。

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同紙によると、「フジテレビ系の人気番組『SMAPｘSMAP』（10年５月31日放送）の「僕たちブレイクしたい！ジャニーズＪｒ.100人が禁断のぶっちゃけ質問　教えてSMAP」という企画の収録現場で、「SMAPのメンバーは、みんな仲いいですか？」という質問に対し、中居正広が「オレはメンバーの携帯番号も、どこに住んでいるかも知らないよ！」と言い出した。

こういう発言は、中居正広のラジオを聴いていればよくあることなのだが、同紙によると、その発言が出た時、現場はドン引き。中居正広発言は放送ではカットされていたという。

そして、「民放テレビ関係者」の「ちょっと信じられないかもしれませんが、中居さんが今現在もほかのメンバーの携帯番号を知らないのは事実なんです。実は５人の中で、完全に浮いている状態ですからね」との証言。

さらに

「（中居正広と木村拓哉は昔から不仲だったが）ただ当時は言われるほど険悪ではなかった。表向きは木村拓哉がリーダーの中居正広を立てていたしね。ただ数年前から全くロをきかなくなった。いわば無視ですよ。どうなるかと思ったら最近になってほかの３人もリーダーの中居に完全に見切りをつけて、木村に付くようになったんです」というコメントも続いている。

その理由として、「ビストロスマップ」オーナー役の中居正広がトークを人任せにする、集合時間には遅れ、収録が終わると真っ先に帰る、出番がない待ち時間の間、絶対に自分の楽屋から出てこないなどの「やる気のなさ」があるという。

一方、木村拓哉は逆で、自分の楽屋には戻らず、ポリシーとして「そういう時間は裏方さんと会話する」と決めているらしいというのだ。

同紙では、「以前から業界内でささやかれていたSMAPの解散説や内部分裂情報だが、今回ばかりは深刻極まりない“空中分解”の危機を迎えている」と結んでいる。

これも結論から書くと、2年近くたった今もSMAPは解散していないから、東京スポーツは書き飛ばしたことになる。

ただ、ここでゆるがせにできないのは最後の結びである。

メンバーの人間関係がしっくりこないことと、昨今のSMAP凋落報道というのはリンクしているのではないかということである。6人時代のKAT-TUNではないが、メンバーの人間関係がうまくいかないと、その諍いや調整の方にエネルギーが使われてしまい、グループとしてパワーダウンしがちなのである。

中居正広に対する態度が「総スカン」かどうかの評価は、熱心なファンに任せるとして、記事に出てくる木村拓哉の気配りやコミュニケーションというのは大切なことではないだろうか。
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