嵐はクルーザーの船上で盛大にスタートしたが……

嵐について徹底的に語りつくします
嵐プロフィール

メンバーも笑ったグループの命名

嵐といえば、人気タレントを多く抱えるジャニーズ事務所の中でも、ここ数年もっとも勢いのあるグループである、という評価に誰も依存はないだろう。

嵐がブレイクした頃は、ポストSMAPという声もあったが、いまや嵐自体が十分一人前になっており、「ポスト嵐」が誰であるかを問う声の方が多いほどである。

もちろん、嵐自身は、そうやすやすと世代交代することもさせることもないだろう。現在最も油の乗ったグループである嵐には、まだ「ポスト」はいらない。

1999年9月15日。嵐はハワイホノルル沖に浮かぶ貸し切りクルーザーの船上で、5000万円もの費用をかけた前代未聞のデビュー会見を行った。歴代のグループの中でも特筆されるこの豪華なデビューイベントには、松本潤、二宮和也、相葉雅紀、櫻井翔、大野智がメンバーとして選ばれた。

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今やジャニーズ事務所を代表する人気グループに成長した嵐だが、その結成は唐突なものだった。今まで仲良しだったわけでもなく、ただダンスや歌がうまいという理由で集められたのだから、メンバーの不安やとまどいは大きかったという。

ジュニアは部活動のつもりだったという櫻井翔と、年内でジュニアをやめるつもりだった二宮和也は「どうやって逃げようか」と話し合ったこともあったらしい。

松本潤は「最初は複雑だった。不安だった」、相葉雅紀は「なにがなんだかわからなかった」、リーダーの大野智にいたっては「自分がデビューできるとは思っていなかったし、パニック状態」と語るなど、メンバー全員が『嵐』としてのデビューに衝撃を受けていたのだ。

なんといっても嵐メンバーを戸惑わせたのはそのグループ名だった。表向きは「嵐は50音順で『あ』が最初だし、アルファベットでも『A』が最初だから、何でも頂点に立ちたいということで『嵐』になりました!」と説明したものの、実際は「オレ、笑ったもん」という二宮和也や、「マジびびった。フツーどう考えても横文字じゃん」(櫻井翔)、「『嵐』ってやっぱ最初はへんだなーって思ったよ(笑)。なんで漢字なんだろ? なにが『嵐』なの?」(松本潤)、「その時の記憶がない」(大野智)など、みなジャニー喜多川のネーミングセンスに首をかしげるばかりだった。

SMAPの木村拓哉は、「滝沢、今井、小原の年齢を足したら50だからさ、それを光GENJIみたいに嵐とあわせて『五十嵐』ってしたらいいじゃん! うん、これいいよね!」とラジオで無責任に発言していたほどだ。

ただ、相葉雅紀だけは「ビックリしたけど面白い名前」と前向きに受け止めたそうだ。いまやノーテンキなボケ役的ポジションの相葉雅紀だが、実は嵐のコンセプトをもっとも深く理解している男かもしれない。

ちなみに『嵐』のほかには『?(クエスチョンズ)』がグループ名の候補としてあがっていたといわれる。

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そんな嵐の活躍について追いかけてみよう。

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