せっかくの好調スタートにツンデレ記事

トップページ ＞ 亀梨和也と鈴木福

亀梨和也は「妖怪人間ベム」で健闘した。

しかし、ツンデレ（好意を持っていながらあえて厳しく接する）記事でお馴染みの『東京スポーツ』（11年10月28日付）は、素直には報じなかった。

同紙は、「好調ドラマの撮影現場では、亀梨のなりふり構わぬ必死さが話題になっている」などと、上から目線で茶化したような書き方をした。

具体的にはこのような記述だ。

「これまでの亀梨は撮影現場でもジャニーズのスタッフに囲まれて、周囲の役者と積極的に交流を持つことはなかったんですが、今回は違った。毎回、撮影のたびに一生懸命あることを覚えてくるんです。セリフ？　いえ、なぞなぞです。ベロ役の鈴木福くん（7）になんとか解いてもらおうと必死のようで・・・。その努力が実ったのか、福くんも撮影現場で楽しそうにしてますよ」と日テレ関係者。（中略）

「亀梨にしてみれば、自分やKAT-TUNの置かれた状況を考えれば、なぞなぞの一つも覚えるってこと」という。

つまり、芦田愛菜と並んで、視聴率を取れる子役として注目されている鈴木福に気分よく仕事をしてもらうために、亀梨和也に「必死」に“接待”にいそしんでいるというのだ。

再三書いているが、東スポはツンデレ新聞である。ジャニーズタレントに限らず、素直な記事は書かない。センセーショナリズムやからかいをこめて書く。しかし、本当に嫌いなら書かないから、実はジャニーズタレントのことは意外と好きなのである。

今回にしても、書き方の問題だと思う。

それだけ亀梨和也は共演者とのチームワークがいい。それが数字につながっているのではないか、と素直に分析する記事を書いてもいいのに、わざわざ、亀梨和也のプライドをスポイルするような屈辱的な書き方をする。

さらに同紙はこうも述べている。

「日本テレビ系では『KAT-TUNの絶対マネたくなるTV』という深夜のバラエティーがスタートしたが、視聴率が悪ければ1クールでの終了が決まっている。さらに中止となったツアーの代替案も決まっていない。『ジャニーズ内で売り出しの序列で関ジャニ∞に抜かれた』（業界関係者）ともっぱらの評判で、こうした事情もあり、亀梨は失敗が許されない」のだという。

何かまるで、亀梨和也が追い詰められてがけっぷちの戦いを行っているような書き方である。そういう面もあるのかもしれないが、ここはやはり、亀梨和也久々のドラマがいいスタートを切れたということで、もっと素直に数字を評価してもいいのではないのか。

まあ、あまり当たり前の記事でもつまらないし、ヨイショ記事では女性誌とかわらないし、東スポとしても難しいところだ。